妊活リフレクソロジーとは?
~妊娠を望む女性へのリフレクソロジーを考える~
「妊活」という言葉が広く使われるようになり、妊娠を望む女性が、食事や運動、睡眠など日々の生活を見直す機会も増えてきました。
そんな中で、妊活中の女性へのケアにリフレクソロジーを取り入れることについて関心を持つ方もいらっしゃいます。
当協会では、妊娠を望む女性へのケアに、リフレクソロジーという「足からのアプローチ」を取り入れることを一つの選択肢として考えています。
では、妊活リフレクソロジーとは、どのようなものなのでしょうか。
妊娠するための「施術」ではありません
まず大切なのは、リフレクソロジーを「妊娠するための施術」とは考えないことです。
リフレクソロジーは、足などにあるとされる反射区を刺激することで身体のさまざまな部位や心に働きかけるという考え方に基づく補完的なケアです。
一方で、リフレクソロジーによって排卵を促す、卵子の質を高める、子宮の状態を改善する、妊娠率を上げるなど、特定の生殖機能への効果が確立しているわけではありません。
様々な研究はされていても、明白な結果の検証には難しいようです。
では、妊活中の女性にリフレクソロジーを提供する意味はどこにあるのでしょうか。
プレコンセプションケアのひとつとして
WHO(世界保健機関)は、妊娠前の時期を「女性や男性の健康状態、栄養、生活習慣、既往症などを見直し、妊娠やその後の健康につなげていくための重要な時期」として位置づけています。
比較的新しい概念で、こうした考え方は「プレコンセプションケア」と呼ばれます。
直訳では「妊娠前ケア」ですが、現在では妊娠や出産を希望する人だけでなく、すべての人が生涯にわたり健康であるための取り組みとして位置づけられています。
妊娠を望んでいるからといって、生活のすべてを「妊娠のため」に変えようとすると、本来は良いことをしようとしても、特に精神的に負担になってしまうことがありませんか?
食事、睡眠、運動、休息、ストレスとの付き合い方など、無理なく少しずつ納得して、日々の健康を見直すことそのものが、妊娠前の身体を考える大切な一歩になります。
その中で、リフレクソロジーが担える役割を考えることができます。
私がイギリスで経験した『リフレクロソジーと妊娠』
「リフレクソロジーは補完的なケアとして捉えましょう」と書きましたが、実は「リフレクソロジーが妊娠に繋がったのでは?」という経験もあります。
イギリスでアロマセラピーの資格を取った後、その同じスクールのリフレクソロジーのクラスでの出来事です。
10名弱ほどの後輩の中で、ほぼ同時期に3名の方が妊娠しました。
「妊娠はできないと思っていたのに?」「妊娠はあきらめていた」という方もいて、本人はもちろん周囲の方もたいへん驚いたのだとか。
「うれしい」という気持ちと同時に、「スクールはどうしよう?」という悩みも生まれたそうです。
もちろんその方たちがリフレクソロジーを学んでいたことと妊娠したことに因果関係があるとは言えません。
私自身も、医師から「あなたは自然妊娠は無理」と言われる中で、不妊治療を休んでいた時期の自然妊娠だったので、当時は「よかった。こういうこともあるんだな。」と漠然と感じただけでした。
ですが帰国後、妊活についての学びを深める中で、あの3人の妊娠は単なる偶然だったのだろか?とあらためて考え直すことになりました。
私個人の施術経験としても、リフレクソロジーのみまたは他の施術とリフレクソロジーを組み合わせることで、妊娠を望んで通ってくださるたくさんの方から嬉しいご報告をいただきます。
リフレクソロジーだからできるアプローチ
アロマセラピーや整体、タイ古式マッサージ他、様々な施術があり、どれもそれぞれに特徴があり、素晴らしい施術です。
そうした施術や医療現場でのちょっとした時間などにリフレクソロジーを組み合わせることで、相乗効果が期待されます。
・反射区へのアプローチで内臓への働きかけができる
・フルボディの施術には抵抗がある方にも受けていただきやすい
・短い時間での施術も可能
・着衣のままでも気軽に受けられる
・足への施術を加えることで、長時間の施術メニューを提供できる
・「自分の足でしっかり立つ」ことを意識するようになる
近代リフレクロソジーの祖とされるユニスインガム女史が『Stories the Feet Can Tell』で伝えているように、足への施術からクライアントの身体全体も推測され、そこから心身の変化へと繋がっていきます。
「妊娠を望む女性に、自分は何ができるのか?」
妊活中の女性にリフレクソロジーを提供するのであれば、反射区や技術だけでは十分ではありません。
女性の月経周期やホルモンの働き、妊娠の成立までの基本的なしくみ、不妊症に関する医学的な知識、妊活中によくある悩みなどを理解したうえで、「この方には、今どのようなケアが必要なのか」を考える力が求められます。
もちろん、知識や施術だけでなく、サロンで過ごす時間が妊活さんにとって心地良いものであることが大切であることは言うまでもありません。
・忙しい日常の中で身体を休める時間をつくる
・自分自身の身体に意識を向ける
・セラピストとの会話を通して、自分の生活を振り返る
・気持ちを吐き出す
・・・なども、妊活には重要です。
不妊治療の現状や妊娠の仕組み、妊活中の方の状況などを知ることで、クライアントさんとの時間の過ごし方も変わります。
身体について学ぶ。
足について学ぶ。
触れる技術を身につける。
その方の状態を観察する。
心地よく過ごせる時間をつくる。
自分の領域を超えず、必要な時には専門の方に繋ぐ。
その積み重ねが、妊娠を望む女性に関わる専門家としてのケアにつながっていくのではないでしょうか。
妊活中の女性への「足からのケア」を学びたい方へ
妊活リフレクソロジー講座では、妊娠を望む女性の身体について学ぶだけではなく、そこで得た知識をもとに、リフレクソロジーをどのように活用できるのかを学びます。
リフレクソロジストの方はもちろん、アロマセラピスト、整体師他の施術者の方々、助産師などすでに女性の身体に関わるお仕事をされている専門職の方々にもご受講いただけます。
「今の施術に、足からのケアも加えたい」
「妊活中の女性に、自分ができることをもう一つ増やしたい」
そんな方のための講座です。
※リフレクソロジー本講座もぜひご覧ください。
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