2022年よりあらたに講座をしてくださる、町田ひとみ先生をご紹介させいていただきます。
町田先生は、2021年東京都大田区で出張専門のまちだ助産院を開業されました。
これまでには、総合周産期センター、総合病院、奄美大島での応援勤務、助産院勤務と、様々なご経験を長年積んでこられています。
ハイリスクとされる患者さんの多い総合病院、リスクの低い妊婦さんの健康・出産・育児へと寄り添う助産院での勤務。
患者さんとのかかわり方や指導なども全く異なる貴重なご経験を、これからお伺いできるのが今から楽しみでなりません。
講座では、非医療従事者にもわかりやすい言葉を心がけながら、これまでのご経験の中から私たちセラピストが妊産婦ケアを行うにあたっての留意点や妊産婦さん特有の病気や身体の症状についてお話しくださいます。
*写真左は町田先生が産後ケア講座で骨盤の説明をしてくださるためにお持ちくださった骨盤模型。ミニサイズは私のもの^^
病院勤務のご経験だけという医療従事者の方の場合、妊婦さんの日常的なお悩みや生活上のアドバイスなどをされる機会がないこともあります。
病院での治療の必要な病気のみを対象として対応される職場ですから、やむを得ないのかもしれません。
もちろん重症なケースを最優先で対応していただかなければという場でもありますし。
そうした妊婦さんには、私たちセラピストは施術を控えるべきケースが多いかと思います。
逆に、病院ではあまり対応してもらえないようなケース(病気ではないけれどつらいと感じる症状)についての対応やアドバイスこそ、私たちセラピストが妊婦さんにケアするに際して学んでいきたいもの。
マイナートラブルと言われるつらい症状はたくさんあります。
それによって妊娠中のQOLはかなり変わってきますし、赤ちゃんへの感情や産後の家庭生活に関わってくることもありますよね。
妊婦さんに健康に楽しく妊娠生活を送っていただくために。
施術をさせていただけるのかどうか、妊婦さんご自身ですら時には気付かない危険をしっかりと見極めるために。
妊産婦ケアを行うセラピストさん全員に、ぜひ聞いていただきたい講座です。