当校は、妊産婦さんとお腹の赤ちゃんへの愛情を大切に、正しい知識と適切な技術、さらには誠意と責任感を持つマタニティケアセラピストを育成することを目標としています。心と身体の変化が著しい妊娠中の女性が健やかに暮らし、心に残る出産を経て、子育てを楽しめる手助けを行う、マタニティ期の女性が安心して過ごせる体制を作ることを目指しています。
そのために、各専門講師のもと妊娠に関わる理論を学び、不調改善と妊娠期を快適に過ごすための知識や技術を身に付けたセラピストを育成すべく努めてまいりました。本気で妊産婦ケアを学びたいと思われる方を迎えるために、スクールとしても万全の体制を整えました。
・実際に妊婦さんへの施術を経験し自信を持つ
・スクールの責任・義務として保険を設定する
妊婦さんとの実技練習は少人数制で生徒の技術に信頼が持てるからこそでもあります。この妊婦さんとの実技練習とスクール保険は、妊産婦ケアスクールとしては日本初でした。
こうした礎があるからこそ、信頼されるスクールとなっています。
妊婦さんへの施術をためらう必要はありません。心身ともに不安定な妊娠中こそ、そばで支えてくれる人の手と心を必要としています。けれど、健康な妊婦さんだから大丈夫と対応してよいわけではないのです。安易な気持ちは危険な状態につながりかねません。
妊婦さんに心地よいマタニティライフを送っていただくための知識と安全に留意した技術、万一の事態を事前に予測するセラピストとしてのリスク管理も重要となります。妊産婦ケアのプロフェッショナルセラピストとしての知識と技術を身に付け、未来につながるマタニティケアを広めていきましょう。
対象 | オイルトリートメント経験者(アロマセラピー、リンパ、ロミロミ、バリニーズなど) *リフレクソロジー、整体、タイ古式などその他のボディケア経験者の方はご相談ください。 |
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受講時間 | 1日6時間(休憩含む)×全6週(祝日を除く毎週)+認定試験1日(2時間) *認定試験は、筆記試験提出のみまたは筆記試験+実技試験 |
料金 | 218,000円 *修了証および認定証(認定試験合格者のみ)代含む。 |
持ち物 | 筆記用具、施術のできる服装 |
・産婦人科医早乙女智子先生によるテキスト監修
・各専門講師より実際に生きた知識と技術を学べる (助産師(看護師)、メディカルハーブセラピスト、管理栄養士)
・妊婦さんとの実技練習2回以上
・助産院(みやした助産院)での実習
・オリジナルスクール保険完備(対象:生徒さん・実技モデルさん)
・卒業後のフォローが充実 実技練習会開催、勉強会
・セミナーへの割引参加、ご紹介
理論 | 技術 | |
1日目 | セラピストとしての心構えと役割マタニティートリートメントの注意点と禁忌 妊婦さんへのコンサルテーション方法 | 側臥位でのトリートメント(背面、腹部、腕、脚)、妊婦さん用のセッティング |
2日目 | マイナートラブルの原因と対応方法セルフケア・ホームケアアドバイス | 仰臥位でのトリートメント(デコルテ、腹部、胸、腕、脚) |
3日目 | 産前~産後の心と身体の変化、解剖生理、病理、妊娠中および産後に多いトラブルについての講義【助産師担当】 | マタニティフルトリートメントの復習、簡単なリフレクソロジー |
4日目 | 妊娠中および産後の授乳・卒乳時に役立つハーブまた避けた方がよいハーブについて【メディカルハーブセラピスト担当】 | 実際の妊婦さんとの実技練習とフィードバック |
5日目 | 妊娠中の栄養と食事、血液の流れから、妊娠糖尿病、むくみ、体重管理、便秘などについて【管理栄養士担当】 | 実際の妊婦さんとの実技練習とフィードバック |
6日目 | 妊娠中に使用できる精油、禁忌となる精油、注意の必要な精油 | 実際の妊婦さんとの実技練習とフィードバック |
認定試験 : 筆記試験のみ または 筆記試験+実技試験
・卒業後も不安や相談には随時対応(無料)
・ご希望に応じてセラピスト保険、HP作成業者をご紹介
・実技スキルアップ練習会開催
・産婦人科、企業様などから依頼のあった場合のご紹介
・協会主催のセミナーへの優先・優待参加が可能
・産後ケアセンター内サロンの立ち上げと勤務
・マタニティメニューがサロンの1番人気コースになった
・産婦人科に勤務
・他のスクールのマタニティ講座では不安で施術もできないままだったが、こちらで学んだあとは自信を持って妊産婦ケアができるようになった
・妊産婦向けのサイトでコラムを記載するようになった
・妊婦さん向けの新たな道が広がった
本講座は受講生ご本人の知識・技術力の向上を目的としております。教材の無断複製や転載、および、本講座受講により得た技術・知識の第3者への開示・教示はお断りいたします。
ご質問やご不明点など、受講前のご相談(メール・電話)も承ります。
サロンや助産院での妊産婦ケア、子育て拠点などでのお客様との触れ合いを通じ、妊娠前から産後の子育て期における代替療法の必要性やニーズの高さを実感してきました。
マタニティケアは、単に妊娠中の母体の身体の不調を和らげるだけではありません。
妊婦さんに寄り添うセラピストの愛情と誠意に触れることで、精神的な安心感も得られます。
そして、胎児の成長、出産、産後の身体の回復、子育て、さらにはその後の家族関係、子供たちの成長と人格形成、社会とのつながり、ひいては日本の未来にまで深いかかわりを持つ大切な役割を担います。
妊娠中に人の手のあたたかさを感じてお産を迎えたお母さんたちは、同じように子供に接し、その後の家庭生活も愛情あふれるものとなることでしょう。
母親の手のぬくもりに包まれて育つ子供たちも、自分自身や周囲の人を大切に思い、お互いを尊重しあえます。現在の日本が抱える社会問題 – 少子高齢化、うつ、自殺、DVなどの改善にもつながると信じています。実はこれは、助産院で過ごすうちに確信したものです。私自身は産婦人科で二人の子供を出産しましたが、助産院には2008年からセラピストとしての妊産婦ケアで関わらせていただきました。
私の妊娠体験は、不妊、切迫流産2回、絶対安静の入院生活、むくみ、切迫早産、無痛から普通分娩への切り替えによる出産、吸引分娩、会陰切開の痛み、産後のメニエル病、乳腺炎・・・など。一方助産院の患者さんたちは、明るく健康に妊娠生活を送り、1~2泊で退院されていく
この違いはいったい何なのか?とカルチャーショックに近い衝撃を受けました。そして、そのなぜ?に対して一つずつ見つけた答えが、スクールで活かされています。
私がセラピストを志したのも、私自身の妊娠・出産・産後の子育て体験がきっかけでした。上にあげたような経験をしたからこそ、妊婦さんにはハッピーマタニティライフを送ってほしいと心から願っています。
その後代替療法の本場イギリスで学び、医療現場とクライアントとセラピストがお互いに認め合い補い合う体制を肌で感じました。そして、妊産婦さんにこそ代替療法が最大限に活用されることも学びました。
帰国後は2008年から助産院での妊産婦ケアに携わり、プライベートサロンも含め600名を超える妊産婦さんのケアを積んでまいりました。子育て拠点などでも講師をさせていただいております。そんな中で、たくさんの女性が妊娠中~産後にかけてのマタニティケアを必要としていること・・・
ところが、日本ではまだまだマタニティケアが知られていないこと・・・に気付きました。
『妊婦マッサージが見つからなくて』『マタニティトリートメントの感動は一生忘れられない』『産後にも受けられていればもう一人子供を産めたのに』という声をお客様からいただきます。
受講中、はじめて妊婦さんのお腹に触れたときには、感動で涙ぐむ生徒さんたち(ご自身が何人も出産されていても!)もいらっしゃいます。『マタニティトリートメントは、施術するセラピストまで幸せにしてくれるのですね』と感想をもらいます。
妊婦さんご自身、生まれてくる赤ちゃん、そしてご家族と日本の未来のために…同じ志を持つ妊産婦ケアセラピストさんたちとともに歩んでいけることを楽しみにしています。