先日のYAHOOニュースのタイトルは『夫と一緒にいるのもイヤ・・・産後豹変する妻たち』
もちろん、全員がそうなるわけではありません。
産後も子供を間に仲睦まじく過ごされている方もたくさんいます。
でも・・・伺うと多かれ少なかれ、ご夫婦ともに性の悩みはあるようです。
出産前はラブラブカップル。
ところが、産後は育児と家事に追われてヘトヘト。
とてもじゃないけど夫のことまで気が回らない。
つい疎ましそうに対応してしまう。
そんな自分に『夫への愛情がなくなったのか』と感じる妻と、妻の変化に戸惑う夫たち。
YAHOOニュースによると、離婚時の子供の年齢が0~2歳が35%を占めるそうです。
実は、この女性の変化には『プロラクチン』というホルモンが大きく影響しているのです。
プロラクチンには乳汁分泌促進があります。
つまり、産後の授乳中にはたっぷり出ているわけですね。
生まれた赤ちゃんを大切に育てられるよう(=次の妊娠が起こらないよう)、排卵抑制作用もあります。
産後しばらく生理がないのもこの影響です。
そして問題となるのが『性欲抑制作用』もあるということ。
つまり目の前の育児に集中できるよう、夫への関心が薄くなってしまうわけです。
育児疲れもあり、夫婦生活への興味どころじゃない・・・
妊娠中、禁欲生活に耐えていた男性陣からすると、たまったものではないかもしれません。
ところがこのホルモン、実は男性にも出ているんですって。
いつでしょう?
これがなんと、セックス後!
男女ともに納得できるできるのではないでしょうか。
愛し合うもの同士、女性としては『その』後も余韻に浸りたいものなのに、男性が急激に冷めてしまって寂しい思いをしたことはありませんか?
身体の関係だけが必要で愛はないの?って。
大丈夫、男性はそういう生き物なのです。
Wikipediaにもプロラクチンのページにこう記載されています。
『男性が射精オーガズム後、急速に性欲を失う原因となっている。』
セックス後の男性と産後の女性は同じホルモンに作用されている、ということです。
男性諸君、産後の奥様の冷淡さを嘆かずに優しくあたたかく見守ってあげてくださいね。
この時の協力体制は特に大切ですよ。
(産後の恨みは熟年離婚の原因にまで持ち越されますから)
わが身に置き換えてみると、相手の方の行動も納得がいくはず。
お互いに理解が深まり、めでたしめでたし。
ぜひご夫婦で『ホルモンって!』と話し合ってみてくださいね。
こんなお話も、マタニティスクールの講座でお伝えしています。
実技にも理論に直接関係はないかもしれませんが、お客様に大きくかかわる大切なことです。
実際にお客様にお話してとても喜ばれた、という生徒さんからの報告もあるほど。
愛情の問題ではなくホルモンによるものだと思い、産後もお互いを思いやって赤ちゃんとの生活を楽しめるよう、心身ともにお客様のサポートをさせていただきましょう。