スクール講座内では必ず妊婦さんとの実技練習を2回行っています。
(もちろんその前には妊娠されていない方との練習を経て)
先日はその妊婦モデルさんとして、現役助産師さんがいらしてくださいました。
妊産婦ケアに携わるセラピストさんにはとても参考になるコメントもありますので、ぜひご覧ください。
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35週でマタニティケアをして頂きました。
お腹も大きくなっていたのでケア中に張って来ないか少し心配でしたが、体勢もきちんと配慮してくださり、施術中も辛くないか等、とても丁寧に聞いてくださったので安心してお腹も張らず受けることができました。
妊娠後期で脚のむくみや腰痛が気になっていましたが、強すぎず弱すぎず、ちょうど心地よい強さで流れるように全身しっかりケアしてくださったので、むくみも腰痛、肩こりまで楽になりました。
特に出産の時には骨盤周りが硬いとお産が進まない事も多いのですが、意外とその辺りはケアしてもらえない事が多いので骨盤周りをしっかりケアして頂けたのはとても良かったです。
お腹まで緩んで、赤ちゃんも気持ち良さそうによく動いていました。
他のサロンでマタニティケアを受けたときは、部分的にしかケアしてもらえなかったり、全身軽く流してを終わり、ということが多いので、今回のように、無理なく、でもポイントはしっかりやって頂けると、「痒い所に手が届く」感じで全身スッキリしました。
解剖生理や、妊娠中に触ってはいけない所をよく分かっていらっしゃるからこそ出来るのだと思います。
また、セラピストさんご自身も出産経験があり、先輩ママとして色々お話を聞けたのも、初産婦の私には大きく、気持ちまで癒されました。
助産師H.M.さまより
(助産院、産婦人科にて勤務され、現在は都内助産院でご勤務中)
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先日は看護学校の先生(=看護師さん)にも実技練習モデルとしてお越しいただきました。
その際にも施術はとてもご満足いただき、さらにはどのようなお気持ちで看護師を育てておられるかなどのお話も伺いました。
今回の助産師のH.M.さまには、実技練習モデルというよりも『講師』としてまさにOJTでの実習をさせていただいた感じの貴重な時間。
なんと、『ここに赤ちゃんの頭があって、ここにお尻があって・・・』とかなりガッツリ形がわかるくらいに触らせてくださったんです。
生徒さんは大感激で、横で見ている私はうらやましいやら冷や冷やするやら・・・
何しろ妊婦さんご自身が現役助産師さんなので、『そんなにお腹を押しては危険!』などと横から口を挟めるはずもなく。
あ、一般の妊婦さんのお腹を押すのはもちろん禁忌ですよ!
その生徒さん、5人のお子様のお母様なのですが、自分のお腹でもそこまでぐいっと触ることはないですものね。
助産師さんならではのオイルトリートメント中の必殺技?も教えていただきました。
私たちセラピストには、技術的にはできるけれど、そこまではできません(笑)
『その手技』の効果の確認法自体は助産師さんならではのものですが、手技自体は私たちセラピストが施術可能なもの。
なぜその手技をその部位でそのように行うのか?そのメリットは?という理由付けとして、とてもありがたいお話をうかがえました。
その時以降、生徒さんには必ずそのお話をお伝えしています^^
ご自身でも患者さんとして来られる妊婦さんたちにオイルトリートメントをとりいれられていることもあり、施術のメリットも十分理解してくださっています。
同時に、代替療法関連による事故や危険な症例もお仕事柄十分ご存じなわけです。
これまでに何人もの助産師さんに施術を受けていただいているとはいえ、実際に施術を受けていただくまではこちらもちょっとドキドキの実技練習でした。
とても喜んでいただき、『解剖生理学他の知識があればこその施術でマイナートラブルの改善にもつながる』とお褒めの言葉もいただけたこと、私にとっても卒業生さんたちにとってもとても自信と励みになります。
現在は可愛い赤ちゃん連れで助産院にご勤務されているH.M.さま。
本当にありがとうございました。